電動ターボ冷凍機

●肌をアルコール消毒すると、アルコールが蒸発するときに気化熱を肌から奪うので、冷たく感じます。気化熱を利用する媒体は冷媒と呼ばれますが、電動ターボ冷凍機は蒸発しやすい性質を持つ代替フロンを冷媒としています。

●冷凍機の①蒸発器内には、配管を張り巡らし、ポンプを使って②冷水を循環させています。この冷水は、代替フロンの蒸発で熱を奪われ7℃となって送り出され、お客様の建物内で冷房に利用することで暖められて14℃になって戻ってきます。これを再び冷やすことで、連続して7℃の冷水を作っています。

●蒸発した代替フロンは圧力を高くすると高い温度でも液体に戻り易いため、③圧縮機によって圧力を高め、④凝縮器に送ります。凝縮器にも配管を張り巡らし、ポンプを使って⑤冷却水を循環させています。この冷却水が、熱を奪うことで、加圧された気体の代替フロンは液体に戻ります。
凝縮器から出た液体の代替フロンは温度、圧力が高い状態ですので、⑥減圧室で温度、圧力を下げて再び蒸発しやすい状態にして蒸発器に戻して、代替フロンを循環利用しています。

●体から水蒸気となって出た汗が肌着で水に変わるときに凝縮熱を肌に与えるので、暖かく感じます。

●代替フロンが気体になるときに奪う気化熱と液体に戻るときの生じる凝縮熱は同じ熱量なので、②冷水を冷やすのと同じ熱量だけ⑤冷却水は温められます。

●この⑤冷却水は、⑦冷却塔に送られ、ここで外気に触れて蒸発し、⑤冷却水自体の気化熱で冷やされますので、エアコンの室外機と違い、余分な熱をそのまま周囲に出すことが少なくなっています。

●このように電動ターボ冷凍機は、圧縮機やポンプに使う電気エネルギーを熱エネルギーとして使うのではなく、気化熱を生み出すいわば触媒として使うため、結果として、電気エネルギーの5倍以上の熱エネルギーを生み出す高効率機器となっています。

吸収式冷凍機

●吸収式冷凍機は水を冷媒とし、圧力を0.01気圧まで下げて5℃で蒸発するようにした水の気化熱で冷水を作っています。

●①蒸発器で水の気化熱により②冷水が7℃となって送り出されます。

●水蒸気は、③吸収器に送られ,ここで水蒸気を吸収しやすい④臭化リチウムという液体に溶かして回収し循環利用します。水が溶け込んだ臭化リチウム溶液は、⑤再生器でガス若しくは清掃廃熱蒸気で加熱することで水だけが蒸発して⑥凝縮器に送られ、ここで⑦冷却水で冷やされて水に戻ります。

氷蓄熱槽・冷蓄熱槽

●夜間の安い電力を使って氷や冷水を作り、これを氷蓄熱槽、冷蓄熱槽に溜めておき、昼間の冷水が多いときに、氷蓄熱槽・水蓄熱槽から冷水を流すことで、昼間の冷水製造コストを抑えています。

温水の製造

●温水は、ガスを燃焼させるボイラーからの蒸気や廃熱蒸気で作ります。当社ではエネルギーの約2割に廃熱蒸気を使い、未利用エネルギーを有効利用しています。

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